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繁盛店の秘訣

■■■「繁盛店の秘訣」第2回「まるはちラーメン」Vol.1■■■

2016/12/1

大好評をいただいております「繁盛店の秘訣」ですが、今回からは豊橋市広小路で「まるはちラーメン」を経営する丸地和臣さんに伺いました。

丸地さんはサラリーマンから飲食店経営者へ転身され、未経験から繁盛店を作り上げました。経営理念は「お客様に満足して頂ける店」「一人でも立ち寄れるお店」。
お客さんが一人で来店した際でも、楽しく食事して帰って頂けるような店を目指しており、料理目当てももちろんだが、「この人(店長やバイトなどの従業員)に会いたいからお店に来た」と思ってもらえるような店にしたいとの事。

丸地さんには、「旨塩ラーメンといえばまるはち、まるはちといえば旨塩ラーメン」と言われるぐらいに繁盛させている秘訣や、ご苦労されたエピソードを盛りだくさん披露して頂きました。前回に引き続き、今回も3回に分けて連載させていただきます!

■■■「繁盛店の秘訣」第2回「まるはちラーメン」Vol.1■■■

【サラリーマンから飲食店経営者への転身】
某企業で営業職をしていた丸地さんですが、人生は1度きりなので、自分が「良い」「楽しい」と思えることはどんどんやっていきたいと思い、独立開業されることを決意されました。
丸地さんは元々飲食店で働いていたわけではないので、ある程度の売り上げ予測や季節ごとのお客の入り方もわからなかったので、OPEN前は不安な日々が続いたそうです。サラリーマン時代は会社に守られ、安定した給与が出るので安心感があったが、個人事業主では全責任が自分にかかるということも痛感されましたが、現在は、独立時に思い描いた「やりたいことをやっていく」事に楽しさを感じる事ができており、充実した日々を送っているそうです。

【オープンから軌道に乗るまで】
現在の店は居抜き店舗で、ラーメン屋が閉店した跡地。
前のラーメン屋は1年持たずにお店を閉店してしまっており、同じ業態でチャレンジすることに不安はあったが、最初は人件費をなるべく抑え、自分で出来ることはなるべく行うようにしたところ、日を経るごとに徐々に売り上げが上がって行ったそうです。
 それ以外にも、以下の様な取り組みを実施する事により、着実に業績を積み上げました。

■営業時間を早くする(少しでも客数を伸ばすため)
■お客様から怒られたり、注意されたりしたことを必ず改善する。
⇒お客さんにもう1回来てもらえるように
注意されたことは、提供時間が遅いこと、満席になった時の料理提供の順番など
味に関して言われることもあったが、そこはぶれてはいけないポイントだと思っていたので、それ以外の点で改善を試みた
 ■季節メニューを追加
■食器の追加
⇒食器が足りず、洗い物に人件費をかけることにならないように
■味についてはコストをかけてでも常に向上を図っている
⇒塩ラーメンはコストあげても美味しくしたかった
⇒塩ラーメンは当初よりだいぶコストがあがっている

★コンサルタント宮川のCheck Point!★

まるはちラーメンさんは、いつ行っても満席か行列が出来ていますが、お店の中はもちろん、待っている人も本当に楽しみにしている感じが伝わって来ます。
これは、丸地さんの人柄やお店の経営理念「満足」「楽しく」を実践出来ているからだと思います。
「経営理念を実現する事によって収益を上げる」。
正に理想の経営ですね。
そして、独立開業を決意した時の『自分が「良い」「楽しい」と思えることをするため』という気持ちを持ち続けている事も成功の要因なのではないでしょうか。

ちなみに、日本政策金融公庫の実施したアンケートによると、新規開業を決意した動機は以下の通りとなっています。

①「自由に仕事がしたかった」(49.6%)
②「収入を増やしたかった」(46.9%)
③「仕事の経験・知識や資格を生かしたかった」(40.8%)
④「事業経営という仕事に興味があった」(38.7%)
⑤「自分の技術やアイデアを事業化したかった」(32.4%)
※開業業種は、「サービス業」(22.2%)、「医療、福祉」(21.9%)、「飲食店、宿泊業」(14.9%)

丸地さんの開業動機は、実は一番多い動機なのですが、これを持ち続ける事は非常に難しく、飲食店経営が長ければ長いほど、自由に仕事が出来なくなるのも現実です。
丸地さんには、是非ともこの経営スタイルを貫いて頂き、私達をもっともっと楽しませて
頂きたいと思います。

まるはちラーメンさんの「素人から繁盛店を作るまでの軌跡」はいかがでしたでしょうか?
残念ながら今回はここまでとさせて頂きますが、次回は丸地さんがこだわっている繁盛店の秘訣【他店の情報収集、リピート獲得の施策】を更に掘り下げてレポートしたいと思います。是非ご期待ください!

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